Microsoft・Azure

【Power Platform資格一覧】資格取得のロードマップ

この記事はこんな人におすすめ

Power Platformの勉強をしたいけど、何から始めればいいか知りたい人

PL-900を取得したけど、そのあと何を受験するか迷っている人

そもそもPower Platformとは何か知りたい人

はじめに結論を書きます。

おすすめロードマップ

アプリを作りたい人は、「PL-100」

データを分析したい人は、「PL-300」

作業を自動化したい人は、「PL-500」

コンサルをしたい人は、「PL-600」

迷っている人は、「PL-900」

 

Microsoft認定試験の全ロードマップは以下の記事で紹介しています。

【最新】【Microsoft認定資格一覧】学習ロードマップを解説 Microsft認定資格は全49種類あり、どれがどれだかわかりませんよね。 この記事では、全資格を分野ごとに解説し...

この記事を書いた人

よしけん

仕事:情シスでMicrosoft・Azure管理者
資格:Microsoft・Azure複数、LPIC、CCNA、応用情報

Power Platformとは


Power Platformとは、「ローコード開発できる」ことがコンセプトになっているアプリケーション群です。

Power Platformで使えるアプリケーションは5つに分かれます。

Power Apps

Power BI

Power Automate

Power Virtual Agents

Power Pages

このうち、メインとなるアプリは「Power Apps」「Power BI」「Power Automate」の3つです。

 

Power Apps

Power Appsは、アプリケーションを迅速に作成して組織内で共有できるクラウドサービスです。

 

Power BI

Power BIはさまざまなデータを迅速に分析・可視化するアプリケーションです。

 

Power Automate

Power Automateは、自動化プロセスを作成します。例えば、英語のメールを受信したら自動で翻訳サービスにて日本語に変換させたり、メールの添付ファイルをOneDrive for Businessに保存させたりなど、あらかじめ定められた条件に基づく自動化を実現できます。

Power Virtual Agents

Power Virtual Agentsは、チャットボットが作成できるアプリケーションです。作成したチャットボットはMicrosoft Teams内で利用できるため、社員からの問い合わせ業務対応の負荷軽減にもつながります。

Power Pages

Power Pagesは、Power Platformと連携可能なWebサイト作成のアプリケーションです。外部向けWebサイトの構築・管理ツールであるPower Apps Portalsの後継として位置づけられています。

 

Power Platform資格一覧

Power Platformの資格は全部で「7種類」あります。

試験名 難易度 内容
PL-900 初級 全体基礎
PL-100 中級 Power
Apps
PL-200 中級 コンサル
PL-300 中級 Power BI
PL-400 中級 開発者
PL-500 中級 Power
Automate
PL-600 上級 コンサル
開発者
上から順番に1個ずつ取得するものではありません。自分が気になる分野から取得するのがおすすめです。詳しくは以降のロードマップで解説します。

 

【PL-900】Microsoft Power Platform Fundamentals

よしけん
よしけん
PL-900は全員受験しよう!

PL-900は、Power Platformの土台となる資格です。

まずはPL-900の合格を目指しましょう。

 

PL-900以外の資格は、PL-900に合格していることを前提とした資格です。

PL-900に合格する前に、他の資格に手をだすと、基礎の部分でつまづく可能性があります。

試験内容

この試験の受験者は、Power Platform の機能を理解し、Power Automate で基本的なビジネス プロセスを自動化し、Power BI で基本的なデータ分析を実行し、シンプルな Power App を作成することでより効果的に行動し、Power Virtual Agents を使用して強力なチャットボットを作成することで、生産性の向上を目指します。

項目 内容
試験時間 45分
問題数 35問前後
合格点 1000点満点で700点以上
出題形式 選択肢形式
試験方法 パソコンで実施するCBT形式
受験資格 なし(誰でも受験可能)

 

難易度・勉強時間

項目 内容
難易度 初級
勉強時間 15時間
勉強期間 1~2週間

 

勉強方法

PL-900の勉強方法については、「【1週間で合格した勉強法】PL-900 Microsoft Power Platform Fundamentals」で詳しく紹介しています。

【1週間で合格した勉強法】PL-900 Microsoft Power Platform Fundamentals Microsoft認定資格は、情報処理試験や他のベンダー試験と比べて勉強方法の情報があまり出回ってないですよね。 ...

 

【PL-100】Microsoft Power Platform App Maker

よしけん
よしけん
アプリを作りたい人は受験しよう!

 

試験内容

 

項目 内容
試験時間 120分
問題数 50問前後
合格点 1000点満点で700点以上
出題形式 選択肢形式
試験方法 パソコン実施するCBT形式
受験資格 なし(誰でも受験可能)

 

難易度・勉強時間

項目 内容
難易度 中級
勉強時間 30時間
勉強期間 2~4週間
PL-900に「合格している」または「合格と同等の知識がある」ことを前提とした評価です。

 

勉強方法

PL-100の勉強方法については、「【PL-100試験対策】2週間で合格できた勉強方法【問題集あり】」で詳しく紹介しています。

【PL-100試験対策】2週間で合格できた勉強方法【問題集あり】【PL-100】【Microsoft Power Platform App Maker】この記事はこんな人におすすめです。①PL-100の勉強方法が知りたい人。②PL-100の合格体験日記を見たい人。この記事を読むことで、「PL-100に2週間で合格できる勉強方法」を知ることができます。...

【PL-200】Microsoft Power Platform Functional Consultant

よしけん
よしけん
コンサルになりたい人は受験しよう!

 

試験内容

 

項目 内容
試験時間 120分
問題数 50問前後
合格点 1000点満点で700点以上
出題形式 選択肢形式
試験方法 パソコンで実施するCBT形式
受験資格 なし(誰でも受験可能)

 

難易度・勉強時間

項目 内容
難易度 中級
勉強時間 30時間
勉強期間 2~4週間
PL-900に「合格している」または「合格と同等の知識がある」ことを前提とした評価です。

 

【PL-300】Microsoft Power BI Data Analyst

よしけん
よしけん
データ分析をしたい人は受験しよう!

 

試験内容

 

項目 内容
試験時間 120分
問題数 50問前後
合格点 1000点満点で700点以上
出題形式 選択肢形式
試験方法 パソコンで実施するCBT形式
受験資格 なし(誰でも受験可能)

 

難易度・勉強時間

項目 内容
難易度 中級
勉強時間 30時間
勉強期間 2~4週間
PL-900に「合格している」または「合格と同等の知識がある」ことを前提とした評価です。

 

【PL-400】Microsoft Power Platform Developer

よしけん
よしけん
開発者になりたい人は受験しよう!

 

試験内容

 

項目 内容
試験時間 120分
問題数 50問前後
合格点 1000点満点で700点以上
出題形式 選択肢形式
試験方法 パソコンで実施するCBT形式
受験資格 なし(誰でも受験可能)

 

難易度・勉強時間

項目 内容
難易度 中級
勉強時間 30時間
勉強期間 2~4週間
PL-900に「合格している」または「合格と同等の知識がある」ことを前提とした評価です。

 

【PL-500】Microsoft Power Automate RPA Developer Associate

よしけん
よしけん
作業を自動化したい人は受験しよう!

 

試験内容

 

項目 内容
試験時間 120分
問題数 50問前後
合格点 1000点満点で700点以上
出題形式 選択肢形式
試験方法 パソコンで実施するCBT形式
受験資格 なし(誰でも受験可能)

 

難易度・勉強時間

項目 内容
難易度 中級
勉強時間 30時間
勉強期間 2~4週間
PL-900に「合格している」または「合格と同等の知識がある」ことを前提とした評価です。

 

【PL-600】Microsoft Power Platform Solution Architect

よしけん
よしけん
コンサルになりたい人は受験しよう!

 

試験内容

 

項目 内容
試験時間 120分
問題数 50問前後
合格点 1000点満点で700点以上
出題形式 選択肢形式
試験方法 パソコンで実施するCBT形式
受験資格 なし(誰でも受験可能)

 

難易度・勉強時間

項目 内容
難易度 上級
勉強時間 60時間
勉強期間 1~2か月
PL-900,PL-200,PL-400に「合格している」または「合格と同等の知識がある」ことを前提とした評価です。

 

【ロードマップ】Power Appsでアプリを作りたい人

  • STEP1
    【PL-900】Microsoft Power Platform Fundamentals
  • STEP2
    【PL-100】Microsoft Power Platform App Maker

まずは「PL-900」を受験して、次に「PL-100」を受験するのがおすすめです。

「PL-900」でPower Appsの基礎知識を付けた後に、「PL-100」で応用力を付けた方いいと思います。

理由としては、「PL-100」は「PL-900」の知識がベースとなっているからです。

先に「PL-100」をすると基礎の部分でつまずいて、結果として近道をするつもりが遠回りになる可能性もあります。

 

【1週間で合格した勉強法】PL-900 Microsoft Power Platform Fundamentals Microsoft認定資格は、情報処理試験や他のベンダー試験と比べて勉強方法の情報があまり出回ってないですよね。 ...

【ロードマップ】Power BIで分析したい人

  • STEP1
    【PL-900】Microsoft Power Platform Fundamentals
  • STEP2
    【PL-300】Microsoft Power BI Data Analyst

まずは「PL-900」を受験して、次に「PL-300」を受験するのがおすすめです。

「PL-900」でPower Appsの基礎知識を付けた後に、「PL-300」で応用力を付けた方いいと思います。

理由としては、「PL-300」は「PL-900」の知識がベースとなっているからです。

先に「PL-300」をすると基礎の部分でつまずいて、結果として近道をするつもりが遠回りになる可能性もあります。

 

【1週間で合格した勉強法】PL-900 Microsoft Power Platform Fundamentals Microsoft認定資格は、情報処理試験や他のベンダー試験と比べて勉強方法の情報があまり出回ってないですよね。 ...

【ロードマップ】Power Automateで自動化したい人

  • STEP1
    【PL-900】Microsoft Power Platform Fundamentals
  • STEP2
    【PL-500】Microsoft Power Automate RPA Developer Associate

まずは「PL-900」を受験して、次に「PL-500」を受験するのがおすすめです。

「PL-900」でPower Appsの基礎知識を付けた後に、「PL-500」で応用力を付けた方いいと思います。

理由としては、「PL-500」は「PL-900」の知識がベースとなっているからです。

先に「PL-500」をすると基礎の部分でつまずいて、結果として近道をするつもりが遠回りになる可能性もあります。

 

【1週間で合格した勉強法】PL-900 Microsoft Power Platform Fundamentals Microsoft認定資格は、情報処理試験や他のベンダー試験と比べて勉強方法の情報があまり出回ってないですよね。 ...

 

【ロードマップ】Power Platformを用いたコンサルをしたい人

  • STEP1
    【PL-900】Microsoft Power Platform Fundamentals
  • STEP2
    【PL-200】Microsoft Power Platform Functional Consultant
  • STEP3
    【PL-400】Microsoft Power Platform Developer
  • STEP4
    【PL-600】Microsoft Power Platform Solution Architect
STEP2とSTEP3はどちらを先にやっても大丈夫です。

まずは「PL-900」を受験して、次に「PL-200」と[PL-400」、最後に「PL-600」を受験するのがおすすめです。

 

「PL-900」でPower Appsの基礎知識を付けた後に、「PL-200」「PL-400」で応用力を付けて、「PL-600」で深い知識を付けた方がいいと思います。

理由としては、「PL-200」「PL-400」は「PL-900」の知識がベースとなっているからです。そして、「PL-600」は「PL-200」「PL-400」の知識がベースとなっています。

先に「PL-600」をすると基礎の部分でつまずいて、結果として近道をするつもりが遠回りになる可能性もあります。

 

【1週間で合格した勉強法】PL-900 Microsoft Power Platform Fundamentals Microsoft認定資格は、情報処理試験や他のベンダー試験と比べて勉強方法の情報があまり出回ってないですよね。 ...

 

【ロードマップ】どのルートで勉強するか迷っている人

まずは「PL-900」を受験してみてから、そのあと考えるのがおすすめです。

勉強をしていく中で、きっと好きな分野が見つかるはずです。

 

Q. それでも好きな分野が見つからない場合はどうすればいいか

個人的には、 Power Automate(自動化)の分野に進むのがオススメです。

理由は、業務に役立つ可能性が一番高いと思っているからです。

 

現在、企業の課題として人手不足が取り上げられることが非常に多いです。

そのため、「日常業務の自動化」のニーズが高まっています。

Power Platformまとめ

今回はPower Platformについて紹介しました。

 

アプリを作りたい人は、「PL-100」

データを分析したい人は、「PL-300」

作業を自動化したい人は、「PL-500」

コンサルをしたい人は、「PL-600」

迷っている人は、「PL-900」

 

を目指しましょう!!

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