ハリネズミ

【徹底解説】ハリネズミはどんな動物?性格、種類、飼育方法など

最近ハリネズミがペットとして人気急上昇してきています。

TwitterやYouTubeで「ハリネズミ」と検索をかけるとたくさんの動画や画像が上がっています。

ハリネズミの人気の理由はやはり可愛さでしょう。私も可愛さに惹かれて4年前から飼っています。

ハリネズミを4年間飼ってみて、ハリネズミとはどんな動物なのか理解度が高まったので、その魅力をたくさんの人に伝えたいと思い

今回はハリネズミの生態や性格、飼育方法について紹介したいと思います。

ハリネズミはどんな動物?性格など

ハリネズミは、元々アフリカに生息する哺乳動物です。名前に「ネズミ」が付くのでネズミの仲間だと勘違いされることもありますが、実際はモグラに似た動物だと言われています。

ハリネズミの特徴としては、背中に5000本以上の針がついている事があげられますが、その針の正体は体毛が固まったものです。

針は通常触っても痛くありませんが、威嚇した時に針を立てる性質がありその時に触るととても痛いです。

そんなハリネズミの生態について紹介していきたいと思います。

大きさ

ハリネズミの大きさはハムスターと比べて一回り大きいと言われていて大人(1歳)で全長20cmぐらいです。持つと手のひらから少しでるぐらいの大きさですね。

重さは500gぐらいで初めて持つ人にとっては想像していたよりも重く感じることも少なくないでしょう。

性格

ハリネズミは臆病な動物です。警戒心が強くて知らないにおいを嗅いだり、ちょっとした物音で針を立てて威嚇します。

ただし、固体差もあってその環境や人に慣れている場合だと、針を立てることが少ないと思います。

ハリネズミには種類がたくさんいますが、種類によって性格が変わるという事はありません。

また、オス・メスの性別差で性格が変わる事もありません。性格の違いには個体差の方が大きいです。

鳴き声

ハリネズミの鳴き声は「ピー」です。ただ、ハリネズミは基本的に鳴くことはありません。
鳴いたとしても大きく鳴くことはなく、気づかないことがほとんどだと思います。

鳴き声とは別に、威嚇をしている時は鼻から「シュー」「プシュー」などの音を出して全身の毛を立てます。

「シュー」「プシュー」などの音を出し始めたらそっしておいてあげてください。すぐに威嚇状態が解けると思います。

夜行性

ハリネズミは夜行性の動物です。日中は起きている時も光の当たらない場所(隠れ家の中など)にずっといて自ら光の当たる場所に出てくることはありません。

だから、日中はスキンシップを控えてあげて静かにしてあげてください。

私が飼っているハリネズミは基本的に、私が寝るときに部屋の電気を消してから食事をはじめたり、回し車で走り回ったりしています。

音に敏感

ハリネズミは音に敏感です。音に反応して威嚇をする時もあります。

また、ハリネズミの食事中にちょっと音を立てただけでも隠れ家に逃げてしまう事もあります。

飼育の際は、テレビの音などにも気を使ってあげたほうがいいと思います。

寿命

ハリネズミの寿命は2年~5年が平均的だと言われていますが、飼育の際にハリネズミの事を知り

飼育環境に気を使ってあげることで10年生きることもあるそうです。

気を使ってあげる点としては

・食べ物、水を毎日与えてあげる

・ケージの中をこまめに掃除をして綺麗に保つ

・静かな部屋で飼育(騒音がストレスになる為)

・ダニ症などの病気にかからないようにする、かかった場合はすぐに病院に連れていく

・スキンシップのしすぎなどでストレスを与えすぎない

におい

ハリネズミの体臭はほとんどしないです。

ただ、排泄物のにおいはします。与える食事・エサに気を使うと排泄物のにおいを軽減する事ができます。

針は痛い

ハリネズミが威嚇をしていて針が立っている状態で触ると痛いです。

針は外敵から自分の身を守るためにあるので痛いようにできています。

ただ、人に慣れているハリネズミだと針を立てなくなるので撫でることもできます。

慣れてないうちは、厚手の手袋をして触ったほうが人にとってもハリネズミによっても安全だと思います。

懐きやすさ

ハリネズミは人になつかない動物です。しかし、人に慣れることはできます。

飼い始めの頃は、ハリネズミに手を近づけると警戒して威嚇することが多いですが何度も繰り返すうちに

飼い主のにおいを覚えて、飼い主のにおい=危険ではないと思させます。

そうすることによって、ハリネズミを触っても警戒しないようになり、人に慣れてきます。

室温調節

理想の温度は26度前後、湿度は40%~60%なのでそれを保つようにしてください。

ハリネズミは30度を超えると夏眠、20度を下回ると冬眠に入ってしまいます。

ハリネズミは温度の変化に弱い動物で夏眠・冬眠をしてしまうと最悪の場合、死に繋がることもあるので気を付けてください。

ハリネズミの種類

ハリネズミには様々な種類がいますが日本で飼うことができるのはヨツユビハリネズミだけです。

他の種類のハリネズミは特定外来種で飼育禁止となっていますのでペットショップやハリネズミカフェで見かけるハリネズミは全てヨツユビハリネズミです。

ヨツユビハリネズミはペットショップなどでは別名でピグミーヘッジホッグと呼ばれている時もあります。

ヨツユビハリネズミの特徴としては、名前の通り指の本数が4本です。他の種類のハリネズミは指の本数が5本です。

また、ヨツユビハリネズミの中でもいろいろな種類があり毛や目の色が違っていたりします。

今回はヨツユビハリネズミに着目して紹介したい思います。

スタンダード(ソルトアンドペッパー)

もっとも見かける事が多いタイプのハリネズミです。私が飼っているハリネズミもスタンダードです。

皮膚と目の色が黒で、針の色が白とグレーが特徴的です。

シナモン

スタンダードの次に見かけるハリネズミだと思います。

皮膚の色がピンク、目は黒色、針の色が白とグレーが特徴的です。

シニコット

全体的に白く見えてシナモンに似ていますが、若干違います。

皮膚はピンク、目は茶赤色、針はベージュです。

アルビノ

珍しい種類のハリネズミです。

皮膚の色・針の色は白で、目の色は真っ赤です。

パイド

パイドもレアな種類のハリネズミです。

皮膚が黒と白の2色で固体によって模様が違います。(画像のハリネズミは頭に近い皮膚が黒、お尻に近い皮膚が白になっていますね)

目が黒、針が白です。

飼育方法について

ハリネズミはとても飼いやすい動物です。

その理由としては、

・飼育にかかる費用はお小遣いの範囲

・長時間スキンシップをとる必要がない

・ハリネズミやケージのお手入れが簡単

・臭わない

などがあげられます。

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食事・エサ

ハリネズミは雑食で偏食です。バナナなどの果物やミルワームなどの生き物まで何でも食べますが、好き嫌いが激しい動物です。

毎日同じものを与えてると飽きて食べなくなるので、エサの与え方には気を付ける必要があります。

お風呂

ハリネズミは水浴びをする習慣はありません。ただ、お風呂に入れてあげることは可能です。

お風呂に入れてあげることによってダニ症の予防となるので週に1~2回入れてあげてもいいと思います。

ケージの掃除

毎日排泄物の掃除をしてあげてください。排泄物が残っている状態での飼育はハリネズミにストレスを与えてます。臭いや菌の繁殖の原因にも繋がります。

また、できれば2週間に1回または最低でも月に1回はケージを丸ごと掃除をしてください。床材を入れ替えたりや回し車の掃除をすることによってハリネズミにいい環境を与えることができます。

まとめ

この記事では、ハリネズミの生態や性格、飼育方法について紹介させて頂きました。

 

簡単にまとめると

・ハリネズミは臆病

・日本で飼う事ができるのはヨツユビハリネズミ

・ハリネズミの飼育は簡単

ハリネズミは一人暮らしの方にもおすすめできるペットなので飼ってみてはいかがでしょうか。毎日ハリネズミに癒される生活を送ることができると思います。

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